女性が結婚して家庭に入ると、いろいろとやることが増えます。もちろん、男性も一家の大黒柱として外でお金を稼いできて家族を支えていかなければなりませんから、男性が楽をしているというわけではありません。ですが日本は昔から男尊女卑の傾向が非常に強く、女性が男性を立てるのが当たり前だとされてきました。また、現代においても女性が優遇されてきたとはいえ、やはり女性の立場が男性より低く評価されがちなのは、社会でも家の中でもよく見られる現象です。
例えば老齢の方がよく口にするのは「女が家庭を持ったら、我慢して男を立てていれば上手くいくものなのよ」「女は3歩さがって男の後ろを歩け」「だまって男に従っていれば良いんだ」などの発言を耳にすることがありますが、これはいかに昔から女性の立場が弱く、また我慢を強要されてきたのかが窺える言葉です。しかし、今の世の中は既婚女性でも働いている人はたくさんいるので、女性だけが我慢をする必要はなくなっているのです。
特に看護師の場合は、仕事がハードであり家事と仕事の両立は容易ではありません。だからこそ、既婚者は仕事をする上ではパートナーの理解が大切になるのです。そのため、家庭生活で不都合が生じた場合は、まず解決に向けて夫婦間で話し合い、何をどうしたら良いのかをじっくりと考えましょう。
我慢を続けていると、幸せな家庭生活は送れません。家族みんなが笑顔で助け合い、円満な家庭生活を送るためには、誰かが一方的に我慢をするのではなく、話し合いや歩み寄りで妥協点を探すことが大切なのです。